ネットワーキング活動に「関わる」ということには、「約束すること」と「行動すること」が求められます。仲間たちと良好な人間関係を結ぶためにはお互いにサポートする約束をし、その約束を果たすために必要な行動を取る必要があります。
これらを行うための方法は、いくつかあります。効果的なネットワーキング戦略について学んだり、グループのメンバーについて学んだりするなど、全ては学びの文化を創ることから始まります。
仲間について知る
まず、次のように自問自答してみてください:
- 同じネットワークの人たちと定期的に会うために時間を割いてきましたか?
- 仲間があなたの商品やサービスを必要とする誰かに会ったときに、真っ先にあなたのことが頭に浮ぶほど、あなたの商品やサービスから得られるベネフィットについて時間をかけて仲間たちに伝えてきましたか?
- あなたもネットワーキングパートナーに対して同じことができるように、仲間のビジネスについて知るための時間を取りましたか?
あなたが所属するネットワークグループの中で、このような活動に取り組む人が増えれば増えるほど、グループ全体でより多くのリファーラルをお互いに生み出していけるようになります。なぜなら、仲間どうしでそれぞれが描く成功のビジョンを共有し、そのビジョンの実現のために共に実行しているからです。
あるいは、仲間のビジネスについて積極的に関わり、継続的に理解するためには、定期的かつ継続的に個別ミーティングを行うことです。ビジネスプロフェッショナルたちが、ネットワーキングの仲間どうしで定期的な1to1ミーティングを実践することで、より多くのリファーラルを与え、そして受け取る様子を私は何度も何度も目にしてきました。
最後に質問です。あなたは「USP( Unique Selling Proposition:独自の強み)」を重視していますか?
リファーラルを提供してくれる人たちに、あなたの仕事内容を覚えてもらうための一番の方法は、あなたのビジネスについてこれ以上ないというほどポイントを絞って伝えることです。定期的に1to1ミーティングを行うときは、あなたのビジネスの特長と商品・サービス内容、お客様が得られるベネフィットについて説明し、またあなたのサービスをすでに利用されたお客様からの感想についても触れるようにしましょう。
あなたとリファーラルパートナーとの間でお互いに関わり合うことを、私がおすすめする背景には、次のような調査研究があります。心理学専門誌の『サイコロジー・トゥデイ(Psychology Today)』によると、ビジネスの関係において、「積極的に関わっている人」はそうでない人より「43%以上の成果を上げている」ということが調査でわかっています。「定期的に対話を行っていること、リファーラルパートナーとの関係性の質が高いこと、ネットワーキンググループの方針や価値観への理解が深いこと、他の人を承認すること」なども含まれます。
このブログで紹介したことは、ネットワーキンググループやそのメンバーが長期的に成功するために極めて大切な行動であると私は考えています。あなたが、所属するリファーラルグループへ積極的に関わる姿勢を強化するためにも、こうした戦略を実行し実践することをおすすめします。
訳=川崎あゆみ