あなたのメッセージははっきりと伝わっていますか?

2023/09/18

自己紹介するとき、相手が一人であれ、複数の人であれ、メッセージの伝え方はいくつかあります。最も基本的な自己紹介の方法は、口頭によるプレゼンテーションです。あなたの自己紹介は、うまくできていますか? ちゃんと相手に伝わっていますか?

自己紹介を聴く人は、話されている内容だけでなく、話している人自身のことも評価します。あなたから聞いたメッセージをどのように受け取るのかは、あなたの身だしなみ、振る舞い、話を聴く姿勢、そして会話の終え方によって変わります。大切なのは一人の個人、それも親しい友人に対して語り掛けるように話すことです。

友人や仲間に会って自分の仕事内容について話すとき、あなたが心の中で望んでいることは、相手があなたのサービスを利用し、その良さを他の人にも伝えてくれることだと思います。そして話を聞いた人たちもあなたのサービスを利用して、さらにメッセージを広めてくれることを期待するはずです。つまり、誰かがあなたに代わってあなたのビジネスについて話してくれる、このパターンが繰り返されていきます。あなたの代わりに話してくれたその人もまた話の内容、人物も評価されることになります。つまり、あなたの行動、話す内容を元に繰り返し広められていくことになるのです。

伝言ゲーム

子どもの頃、「伝言ゲーム」という遊びをしたことがありますか?最初の人が隣に座る人にメッセージをささやきます。隣の人はそのまた隣の人に全く同じメッセージをささやき、また次の人にささやくということを続けていきます。輪の最後の人に届いたときには、メッセージの内容は、必ず変わってしまっています。その結果はいつも面白いもので、最後にささやかれたメッセージは元の内容とほとんど似ても似つかないものになっています。伝言の途中で言葉が抜け落ちたり、意味が変わってしまったり、さらには元の内容が完全にどこかにいってしまっていることもよくあります。最初のメッセージが長くて複雑であればあるほど、それが最後まで変わることなく伝わる可能性は低くなります。

ゲームとしては面白いかもしれません。ただし、現実の世界でビジネスに関わる場合には笑い事では済まされません。リファーラルマーケティングにおいては、コミュニケーションは重要であり、成功するかどうかはあなたのメッセージの伝え方と、その内容がいかに人の記憶に残るかにかかっています。

子どもの頃に遊んだ「伝言ゲーム」と同様に、リファーラルパートナーたちがあなたの元のビジネスメッセージを正確に伝えているかどうかを徹底的に確認し続ける必要があります。

あなたが自身のビジネスネットワークを構築し続ける中で、仲間たちが実際にどれだけの情報を聞いて理解しているかを知る必要があります。場合によっては、あなたがいつも発信しているように修正する必要があるかもしれません。それによってメッセージが効果的にコピーされ、広まっていきます。

あなたのメッセンジャー(リファーラルパートナー)たちは、各々異なるやり方、意図をもって、この伝達レースに参加しているかもしれませんが、そのメッセージの要点がゴールにたどり着かなければ意味がありません。

ネットワーキングやプレゼンテーションを行う場で自己紹介を行うとき、あなたのメッセージはあなたのビジネスの内容とターゲットとする市場を説明するものになります。通常は1文ないしは2文で、時間的には10〜30秒で伝えましょう。もしメッセージが複雑すぎたり、情熱が足りない、または聞き手に理解されない内容であれば、相手の記憶にはおそらく残らないでしょう。記憶に残らなければ、再現されて広まっていくこともありません。あなたのメッセージは「はっきり」と伝わっていますか?

訳=川崎あゆみ