ネットワーキングにおけるカタリストになる方法

2024/07/15

まず、私は、機械いじりが苦手だと認めます。子どもの頃、ある日私の父(大抵のものは修理できる人でした)にガレージに連れていかれ、「息子よ、お前は手先を使う仕事は向いていないので、大学に行く方がいい」と言われました。そうです、父の言ったことは正しくて、素晴らしいアドバイスでした。父の忠告に従って、物事はかなり順調に進んできたと思います。

自分が機械いじりが苦手だということは認識していますが、触媒コンバーターがあなたのビジネスとネットワーキングにどう関わるのかについてお話しできます。

触媒、つまり「カタリスト」とは、反応を引き起こすための物質のことですが、ネットワーキングにおけるカタリストは、物事を実行、実現させる人のことです。カタリストがいなければ、火花が起きることもなければ、物事はほとんど何も進展せず、変化も起きません。

あなたのビジネスとネットワークにおけるカタリストになるために、あなたにとって何が必要なのでしょうか?次の4つの要素、「主体性」「意図」「自信」そして「モチベーション」が必要です。

カタリストになるための4つの秘訣

主体性

カタリストは、じっとしていることはありません。彼らの人生におけるあらゆる側面で物事を動かします。ネットワーカーとして、解決が必要とされる問題に対して常に注意を払い、即座に行動に移します。自分のネットワーク内でその問題の解決のために手を貸してくれる人に連絡を取ります。彼らは、「今すぐやる」という意識をもって行動します。

意図

カタリストは、意図を持って目標達成に向け努力します。ネットワーカーとして、ビジネスとネットワーキング両方の目標を持っています。彼らは他人の目標を理解し、その望む場所に到達できるよう手助けすることに時間を惜しみません。

自信

カタリストは、自分自身、そして自分の仲間にも自信を持っています。これによって、目の前の仕事が、素晴らしい成果をもって達成されます。

モチベーション

カタリストは、自身が高いモチベーションを持っているだけでなく、他の人がそれぞれが持つ能力を最大に発揮しようという気にさせます。自分の言葉と行動を通して、熱意とワクワク感を他の人に伝えることで、他の人が貢献しようという感情を引き起こすのです。彼らは、個人的に、そして専門家として利益を得ることにモチベーションを感じており、またそれを他の人と共有したいと強く願っています。そして他の人が成功するための手助けをしたいと心から考えています。

もし、あなたのビジネスに役立てるために自らのネットワークを活用したいのであれば、カタリストとなることを目標としましょう。あなたのネットワークを、一列に並べられたドミノだと考えてみてください。あなたが一つ目のドミノを動かすまでは、各々のドミノは立ったままです。思い出してください。カタリストは行動を起こします。一つ目のドミノを倒し、連鎖反応でドミノが倒れていくのを見てみましょう。あなたのネットワークは所定の位置に立ち、あなたが駒を動かすのを待っています。

もしあなたが、ドミノの列を見てそこに動きの流れを止める隙間があることに気づいたらどうしますか?あるいは、もしかすると自分が思ったほどの数のドミノ(ネットワーキングパートナー)がないかもしれません。ネットワーキングのカタリストになるためには、まず十分な数の仲間がいて多様なネットワークを持つ必要があります。潜在的なリファーラルパートナーとつながり、お互いに利益を得られる関係を築くために、時間と労力をかけて、ネットワークを拡大しましょう。

訳=川崎あゆみ