メール署名に「P.S.」を付ける

2024/08/12

P.S.は、「postscript(追伸の意)」の略語です。追伸の定義は、手紙やEメールの末尾で署名をした後に、本文に書かなかった短いコメントやメッセージを追記するために使われるものです。

拙著『Networking Like a Pro 2nd Edition』の中で、共著者であるブライアン・ヒリアード氏と、定型化したリファーラル戦略を構築することによって多くのリファーラルを得る方法について意見を交わしています。そのアイデアの一つが、Eメールの署名欄に短く追記、つまりP.S.のメッセージを加えるというものです。これは、簡単な方法ですが、あまり使われていない戦略です。

自動メール署名の最後に、以下のようなメッセージを含めるという提案です:

P.S. 私が紹介していただきたいのは、企業や団体でのセミナーに講師を招く仕事をしている方です。もし、マーケティングやマインドセット、自己達成についての講師を探している方をご存じでしたら、私のことをお伝えいただけましたら幸いです。ありがとうございます!

ブライアン・ヒリアードのすべてのメールには、このようなメッセージが含まれています。これらの簡単な言葉が驚くほど多くのリファーラルを生み出しています。

変化を加えてみる

あなたが、一段レベルアップしたいのであれば、メッセージを2,3か月ごとに変えることを考えてみてください。これは、季節によって業務内容や忙しさが変わる方にとっては、特に有効です。例えば、3月中はあるリファーラルを求め、、6月になると違うタイプのリファーラルを求めるのです。こうすることで、あなたのメッセージに新鮮味が出ますし、人があなたのEメールの署名に注目するようになります。

リファーラルは一夜にして生まれることはありません。リファーラルは、あなたの周囲の人たちと関係を深めることに時間や思考、相当量のエネルギーを費やすことによって得られる産物なのです。

あなたがリファーラルを生み出す活動に、メール署名にメッセージを追加するテクニックといった定型化された戦略を組み込めば、間違いなくリファーラルに基づくビジネスは増えることになるでしょう。

訳=川崎あゆみ