決してあきらめるな

2026/04/20

かつてウィンストン・チャーチルが母校の卒業式のスピーチで「決してあきらめるな、決して、決して、決して!」と述べたことが語り継がれています。

私はこの名言が好きです。しかし私の左脳は「ビジネスではそれは論理的ではない」と伝えてくるのです。「諦め時を知ることも必要だよ」と。幸運なことですが、このような葛藤が起こる時、私の場合は右脳が勝つことが多いようです。ご承知だと思いますが、私は部屋の中で一番賢い人間でも、最も成功している人間でもありません。しかし、ほとんど常に、私は最も固い決意をもった人間です。

あなたが本当に素晴らしい知識を持ち合わせていて、あなたのビジョンやゴールに自信があるのなら、やらなければならないのは、あなたがフォーカスすべき事に「くわえた骨を決して離さない犬」のように粘り強く挑み続けることです。私は人生の大半を通じてこのアプローチを続けてきました。

1992年、私は「The World’s Best Known Marketing Secret(世界で最も知られたマーケティングの秘密)」の原稿を書き上げました。それから18か月間、私は北アメリカの45の出版社へこの原稿を送り続けました。本を書くのはとても難しいことです。しかし、自分と同じようにその本の可能性を見てくれる人を探すのはもっともっと難しいことです。私は本を出版社へ送り、44社から断られましたが、45社目が受け入れてくれました。私は「くわえた骨を決して離さない犬」だったのです。私は誰かがチャンスを与えてくれるまで諦めるつもりはありませんでした。

1990年代に本を出版するのは今よりもずっと難しい事でした。今はAmazonで簡単に自費出版できてしまいます。1994年にこの本が出た時、平均的なビジネス書の販売数は7,000部ほどで、出版社はその程度の売り上げにしかならない本に対して投資をためらっていたのです。

1994年の出版以来この本は4回の版を重ね、10を超える言語に翻訳され、数十万部以上の売り上げとなっています。

原稿送付の記録

少し前に昔の資料を見返していた時、原稿を送った出版社の記録を見つけました。その記録を見ながら、当時の自分の固い意志を思い出しました。もしあの時44社目で諦めていたら、私は世界中で読まれているベストセラー作家にはなっていなかったかもしれません。この本の出版、そして私が人生の中で得てきた多くの経験が「もし自分のしていることに自信を持っているのなら、決してあきらめるな」という信念に繋がっています。決してあきらめるな、決して、決して、決して。

粘り強さから得られたサクセスストーリーはありますか? 


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Never Give Up」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/never-give-up/
翻訳:丹野裕道(株式会社ディアス)