私は、1年前に亡き妻エリザベスの夢にまつわるブログThe Necklace(ネックレス)を書きました。その後も、何度か予知夢を見ており、どうしても最近見た夢のことを書かずにはいられなくなりました。
11月半ば、私は船の客室に立っている夢を見ました。左側にエリザベスがいて、右側にいた娘のドリアンが私に近づいてきて、「安全ピン持ってる?」と言ったのです。私が「何を?」と聞くと、もう一度「安全ピン持ってる?」と繰り返しました。私はすぐに目を覚まし、その夢を書き留めました。
ちょうど2週間以内に、ドリアンと南極探検旅行に出かけるところだったので、面白半分でシェービングセットのポケットに安全ピンを入れておいたのです。
その探検旅行の最初の寄港地は、サウスジョージア島でした。私は、南極大陸で撮影しようと2枚の旗を持っていきました。1つはBNI?の旗で、もう1つはBNI財団の旗でした。
エリザベスは、BNI財団の共同設立者で長年にわたり運営にかかわっており、私たちが財団を通じて行っているチャリティ活動をとても誇りに思っていました。ドリアンと私は、南極大陸の前に立ち寄ったサウスジョージア島で、旗を持って写真を撮るためのリハーサルをしました。BNI旗は重みもあって、うまい具合に撮影できました。しかし、BNI財団旗の方は別のところで制作したもので結構軽かったので、風が吹いてバタバタとはためいてしまい、私が旗を持ったところをうまく撮れませんでした。
船に戻り、南極で私が旗を持った写真をどうすればうまく撮れるかドリアンに相談しました。すると、彼女は私を見て言ったのです、「安全ピン持ってる?」。(彼女が夢の中と同じことを言ったことにびっくりしながら)私が「何を?」と言うと、彼女はもう一度「安全ピン持ってる?」と言ったのです。そしてこう続けました。「旗の片隅をズボンに留めておけば、固定されるからちゃんと撮れるわ」と。
そこで、ドリアンに数週間前に私が見た夢のことを書いたメモを見せ、シェービングセットを持ってきて、その夢を見て持ってきた安全ピンを見せたのです。娘まで母親にまつわる予知夢に出てきたことに私たちは2人ともショックと驚きのあまりその場に座り込んでしまいました。
上の写真と下の拡大写真をよく見ていただくと、エリザベスの夢を見てBNI財団旗を私のズボンに留めるのに使った安全ピンがお分かりいただけると思います。
この話の解説はできないのですが、みなさんに共有だけはさせてください。
訳=川崎あゆみ