多くの人が「はい、でも私は違うんです」という言い訳を使って、やりたくないことを避けています。私の友人がこのテーマについて記事を書いたことがあります。ここでは、このテーマについて私の考えを共有します。
私たちはつい自分を例外扱いしてしまいがちです。しかし、成長は、自分を例外扱いするのをやめたときに始まります。本当にそうです。人は誰もが個性を持ち合わせていますが、個人の成長そのものは普遍的です。
自分を「違う」と主張するのは、単なる先延ばしにすぎないのかもしれません。または、周囲の環境が私たちの個人の成長を妨げているのかもしれません。おそらく、変化がもたらす成功や失敗への恐れでしょう。個人の成長に取り組まないためのもっともらしい言い訳はたくさんあります。しかし、それらはいずれも、個人の成長に取り組まないことを正当化する言い訳にはなりません。基本を守らないことを正当化する理由は存在しません。
成功者は皆、基本を忠実に守ってきたからこそ成功しているのです。実際、多くの成功談は、ルールを破りたい衝動に打ち勝つことや、実証された方法を一貫して実践することに関するものです。
それなのに、なぜ私たちは「実証済みの方法を無視して新しいことを試す」という無駄な挑戦をするのでしょうか。
個人の成長の旅を始めるのに、大きな悲劇や事件は必要ありません。私たちが耳にしたり、ニュースの見出しで見たりするような成功談の多くは、そうしたものに過ぎません。実際、成功に向けて自分を駆り立てるための環境を待つこともできたし、そうした環境を自ら整えることもできたはずです。むしろ、多くの成功談は、「うんざりすることに対するうんざり」といったフラストレーションから生まれたものです。
多くの人々が、静かな絶望の中で自分だけの物語を生きているというのが現実です。その物語は、あなたを他人とは違った存在にするのに十分なものです。それこそが、あなたを本当に人とは違った存在にする「違い」です。
「はい、でも私は違うんです」という言い訳に隠れるのをやめましょう。成功者が皆理解していることを受け入れましょう。基本は効果があります。例外は一切ありません。
訳=丹野裕道(株式会社ディアス)