愚痴はオリンピックイベントではありません

2026/08/24

誰かがオリンピック競技でもするように愚痴を言うのを聞いたことはありませんか?彼らは愚痴をぶつけるために自己を修練し、戦略を立て、持論を展開するための特殊な道具すら用意するのです。言わせてくださいね。愚痴はオリンピックイベントではありません!そろそろ私達は何かもっと生産的なことのためにトレーニングを積むべきです。そう思いませんか。

愚痴が本当にオリンピックイベントだったら、と想像してみてください。世界中から集まったチームがそれぞれ独自のスタイルで愚痴をぶつけます。アメリカ人はドラマチックなため息のマスター、イギリス人は乾いた皮肉の優等生。フランス人はもちろん食べ物に不満を漏らすエキスパート。ドイツ人は効率的なクレーマー、記録的短時間で苦情を吐き出します。

開会式はまさに見ものです。アスリートが自国の旗を掲げて行進する代わりに、クレーマーの集団が愚痴を表現するための道具を持って意気揚々と歩くのです。審判は最もクリエイティブな愚痴、最も雄弁な不平、最もしつこい泣き言を探します。

実際のイベントはどんな感じになるでしょうか? 息継ぎもせずにどれだけ長く大きな声で愚痴を言えるかを競うレースがあるかもしれません。誰が最も些細なことに対する愚痴を言えるかを争う競技もあるかもしれません。(「玉ねぎ抜きで頼んだのに、バンズに小さな玉ねぎがひとかけら付いてる!」なんてね)

でもやはり最も興味深いイベントは団体戦でしょうか。各チームには、「もしあなたが自動車登録窓口の長い列で待っているとしたら」というような状況が与えられます。あなたはその中で他を上回る、最も独創的な愚痴を考え出さなければなりません。審判はチームワーク、粘り強さ、その場で愚痴を即興で思いつく力などを見て加点します。

でも現実には、愚痴は時間やエネルギーの生産的な使い方ではありません。愚痴は、私達自身のムードや周りの人々の気分を落ち込ませるネガティブな習慣です。問題に対して愚痴をぶつけるよりも、その問題の解決法にフォーカスする方がずっと有益です。

何かもっと生産的な習慣を得られるようトレーニングを始めましょう。自動車検査登録事務所の長い列に並んだのなら、愚痴を言うのではなく本を読んだりゲームをしたりする方がいいでしょう。天気について不満を言うかわりに、屋内でできる楽しい事を考えたり、カラフルな傘をさして雨を楽しんだりしましょう。

結局のところ愚痴はオリンピックイベントではありません。壊し難い習慣なのです。私達が直面する問題について愚痴を言うのではなく、もっとポジティブであろうと努め、解決策に目を向けましょう。もしかすると、未来のオリンピックには「ポジティブな問題解決」なんて競技ができているかもしれませんね。


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Complaining is Not an Olympic Event!」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/complaining-is-not-an-olympic-event/
翻訳:丹野裕道(株式会社ディアス)