2023/12/25

ビジネスネットワーキングに関して、あなたは、自分が欲しいと思うだけのリファーラルを受け取れていますか? もしそうでなければ、あなたが現在使っているサポートツールや方法を見直した上で、人々があなたにリファーラルを提供しやすくなるよう、このブログを読み進めることをお勧めします。提案の中には、人によって当てはまらないものもあるかもしれませんが、自分のビジネスや業種に応用できそうなものを選んでみてください。

サンプル

営業資料などを配布する機会があれば、いつでもその機会を利用しましょう。商品、サンプル、パンフレット、プレゼン資料などを会場に持参してください。多くのネットワーキンググループでは、メンバーが持参した物品を並べておける展示用のテーブルを用意しています。あなたが提供する商品やサービスのサンプルを見たり、触れたり、音を聴いたり、香りを確かめたりすることができれば、その商品を使用してもらえる可能性が高くなり、あなたの会社をもっと人に勧めてくれるはずです。時には、メンバー限定の特別価格やサービスを提供するのもよいでしょう。あなたのネットワークのメンバーがサービスや商品を利用すれば、あなたへのリファーラルはもっと増えると思います。

プレゼン資料

ネットワーキンググループで積極的に活動する人全員にとって、プレゼン資料を準備しておくことが役立ちます。商品やサービスのサンプル、パンフレット、写真などを魅力的に見せることができる高品質のバインダーを購入してください。これをミーティングに持参し、展示用テーブルに置くか、ミーティング中はあなたの近くに置いておきましょう。

無償でプレゼンまたはデモを行う

多くのビジネスの専門家たちは、社会奉仕クラブや業界団体向けに無償で講演を行い、自分の顔を売って、ビジネスの宣伝をしています。あなたの商品やサービスがこの方法に合うようであれば、あなたの個人的ネットワークのメンバーたちに無償で講演を行うことを伝え、善意のリファーラルとして話す機会を作るのです。仲間たちが所属する組織の講演プログラムの責任者に、あなたのことを紹介して欲しい旨をお願いしましょう。

準備万端でプレゼンテーションの場に臨み、しっかりと結果を残せば、講演の依頼も増え新たなビジネスにつながるかもしれません。この手法はほとんどすべての職業に使えるもので、特にコンサルタント、ファイナンシャルプランナー、セラピスト、会計士/公認会計士、弁護士には有益です。

ドアプライズ(景品)

賢明なビジネスの専門家たちは、彼らの商品やサービスを使ったことのある人はおそらくまた利用してくれるであろうことを知っています。然るべき機会に、ネットワーキンググループで定期的にドアプライズ(景品)を提供することを強くお勧めします。景品にあなたの名刺を必ず同封しておきましょう。そうすれば、景品が当たった人が、手に入れた商品をさらに欲しいと思ったときにどこで誰から買えばいいのか分かります。

定期的に連絡する

通常のネットワーキングミーティング以外でも、できる限り人に会いましょう。Eメールを送る、カードや手紙を書く、興味のありそうな記事を送る、電話で様子を聞いてみる、地元のビジネス交流会があることを知らせる、ランチをしたり、ラケットボールやテニス、ゴルフをしてみましょう。

会った後は、お礼状を書いて、関係を強化します。人からリファーラルや重要な情報を受け取ったら、お礼状や贈り物を送りましょう。そうすることで絆が深まり、その人がまたあなたのことを思い出してくれるようになります。

フォローアップ

リファーラル獲得の方法は、実のところあなたと関わる人の役に立ち、その代わりにどのように助けを求めるかを知ることに他なりません。リファーラルマーケティングを成功させるためには、お互いのためになり相手に有益になるような効果的なサポートシステムを自分自身で構築することが必要なのです。

しかし、どのようなネットワーキングであっても、出会った人やリファーラルを提供してくれた人たちにしっかりとフォローアップをしなければ何の意味もありません。一生懸命人脈を広げようとしていても、フォローアップがあまりに下手で連絡が途絶えてしまった人もいました。人脈作りを中途半端にしてしまい、リファーラルによってビジネスを生み出す可能性を完全に見失ってしまったようなものです。フォローアップの手紙やメッセージ、そして電話を掛けることは、次なるやり取りへの土台作りとなります。すべての条件が同じであれば、人と連絡を取り合えば取るほど、より多くのビジネスを生み出すことができるでしょう。今の時代、ますますフォローアップをしない言い訳は通用しなくなります。なぜでしょう?それは、多くのフォローアップやお礼のカードに加え、ネットワーキング用の連絡手段を提供する会社もたくさんあり、私たちには多くのコミュニケーション手段があるからです。

定期的に「再びつながるための電話」をスケジュールに組み込みましょう。この電話によって、新たに知り合った人にあなたが誰で、どこで会ったのか、仕事は何をしているのかということを思い出してもらえますし、それをきっかけにその人と長く連絡を取り合えることにもなるでしょう。電話や手紙でフォローアップしなければ、間違いなく多くのビジネスチャンスを失うことになります。

これらのサポート資料やテクニックの中で、あなたのビジネスにうまく活用できたものはありますか?


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Using Support Materials to Increase Referrals」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/using-support-materials-to-increase-referrals/
翻訳:川崎あゆみ

2023/12/18

「変化」という概念は、人々にさまざまな思いや感情を呼び起こさせます。ウェブスターの辞書では、変化とは「何かの形を変えること」と定義されています。「変化」というものは、不安や恐れといった感情を引き起こす一方で、人生において避けられない側面でもあります。自分の人生を深掘りし、どのような変化をもたらしたいかについて考えるとき、問題は、その変化に対してどれだけの準備ができているのかということです。

革新的な変化を起こし、新たな現実を創造するための13の積極的な戦略をお伝えします。

自分のコアバリュー(重要とする価値観)、パーパス(存在意義)、パッション(情熱)を定義する:

自分の価値観、存在意義、何に対して情熱を傾けているのかについて理解することから始めましょう。自分自身のこれらの側面を明確にすることで、自分自身が望む変化を起こすための土台ができます。

明確な目標を見つける:

具体的で明確に定義された目標を通して、自分が得たい成果をはっきりさせましょう。自分が何を望んでいるのかを明らかにすることで、変化を求めるあなたの旅が後押しされます。

願望に焦点を移す:

避けたいと思うものではなく、望むものにフォーカスしましょう。視点を変えることによって、積極性が高まり、目標に向かって進むあなたの助けとなります。

理想を視覚化する:

望みを叶えるまでの完璧な筋書きと望む成果を、心の中で鮮明にイメージしましょう。青写真を明確に描いて視覚化することで、あなたが望むものがより顕在化されます。

感情とつながる:

感情と結びつけることによって、イメージをより深く描きましょう。目標達成したときの感情をイメージするとあなたのモチベーションが高まります。

ベネフィットになることを認識する:

追求している変化によってもたらされる利点にはどんなことがあるのか理解しましょう。自分の人生にこれから起きる変化がもたらすベネフィットを認識することで、変革を受け入れるための決意が強まります。

己の価値を育てる:

あなたが目指している前向きな変化は、自分に値するものだと信じましょう。強い自己肯定感は、目標に向かうあなたを突き動かします。ただ目標に向かっていくだけでなく、自分にはそれを達成する価値があると心から信じるのです。

内なる声に耳を傾ける:

自分の内なる導きに耳を傾けるために、静寂の瞬間を大切にしましょう。瞑想や静かで穏やかな時間を日々の生活に組み込むのです。自分の直感を信じ、直感から得られる知恵を受け入れましょう。

障害を取り除く:

古い習慣や自分のポテンシャルを制限してしまう思考、そしてあなたの前進を妨げている障害物を取り除くことで、変化への道を切り開きましょう。そう、私たちはまずその障害物を特定し、それらを取り除くためにコンフォートゾーンを超えて行動しなければなりません。

行動計画を立てる:

日々の生活におけるいつもの行動や段階的なステップを含む包括的な行動計画を立てましょう。しっかり構築された計画を立てることで、ものごとを順調に進めることができます。

コミットメントと責任:

目標達成に全力を尽くし、責任を持って自分自身で前に進みましょう。一貫して努力し続けることが非常に重要です。目標から逆算することで、到達するまでの過程において自分が今どこにいるべきなのか定期的にチェックすることができます。

支えになってくれる仲間を選ぶ:

あなたに対して心から関心を寄せ、支え、受け入れてくれる人たちの中に自身を置きましょう。発展的な人間関係は、変化が生まれる環境を育みます。信頼関係にある仲間たちの存在は、最善の自分であろうとさせてくれますし、積極的に前進しようとする意欲を与えてくれます。

長旅を受け入れる:

変化を成長の機会として受け入れましょう。最初の一歩を踏み出すことは、それがどんなに小さな一歩であっても、望む成果に向かって歩むあなたを後押ししてくれます。

絶え間なく変化している世界では、変化を引き起こし、その変化に適応する能力が最も重要になります。積極的にステップを進めていくことが、変化の過程を進むための、そして新しい現実を積極的に形作っていくためのロードマップになります。

自分の価値観を定義し、明確な目標を設定し、成功をイメージし、自分の感情とつながり、責任を持ち続けることで、変化を受け入れ、願望を実現する力が自分に与えられます。

変化は外からの力によって起こるものではなく、私たち一人ひとりが進化し、進歩するための手段でもあることを忘れないでください。変化を恐れるのではなく、歓迎しましょう!


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Ready. Set. Change.」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/ready-set-change/
翻訳:川崎あゆみ

2023/12/11

ビジネス交流会を主催し、成功させることは、人脈を育て、プロフェッショナルなネットワークを広げるための強力なツールとなります。それは難しいことのように思えるかもしれませんが、ネットワーキングを促進することが第一の目的であることを忘れなければ問題ありません。このことを念頭に置いて、ビジネス交流会の効果を向上させるための8つのヒントをご紹介します。

1. 戦略的なプランニング

少なくとも8週間前にはイベントの計画を始めましょう。この期間があれば、多様なゲストを効果的に招待することができ、参加する専門家たちを有益に組み合わせることができます。また、参加見込みの人にドア・プライズ(くじ引き抽選による賞品)を提供いただくよう協力を依頼することで、交流会への意欲を高めることができます。

2. 最適な会場の選択

Make sure that the venue you select is easily accessible and has enough parking for the attendees.

あなたのオフィスやビルに十分な広さがある場合は、交流会をあなたの会社で開催することを検討しましょう。そうすることで、あなたの職場を参加者に披露する機会になるだけでなく、ネットワーキングに気軽に参加できる快適な環境を作れます。会場を選ぶ際は、アクセスしやすく、参加者のために十分な駐車場があることを確認しましょう。

3. 商品とサービスに関する展示

参加者が自分の製品やサービスに関する情報を掲示できるよう、わかりやすい看板で目立つようにした特定のエリアを設けましょう。こうすることで、参加者あるいはネットワーカー間で相互の会話や情報交換が促されます。

4. ゲスト応対係を任命する

会場に到着したゲストを温かく迎える「ビジター・ホスト」グループを任命しましょう。名札を全員分用意し、ゲストに自分の名前をきちんと書いてもらうようにします。ネットワーキングを活気のあるものにするために、椅子の設置を少数にしましょう。そうすることで、参加者が積極的に交流するようになります。

5. ネットワーキングの予行演習をする

軽くウォーミングアップ的なネットワーキングで交流会を開始します。参加者が新たに3人の知り合いを作るとか、自分のビジネスと関連する分野の人を見つけて最も効果的なネットワーキング戦略について話し合うというようなことです。このようなアイスブレークは、有意義な会話を促すことになります。

6. 斬新な交流会のアイデア

斬新なコンセプトを取り入れて、イベントを盛り上げましょう。例えば、「ライバル探し」セッションとして、同じような職業背景を持つ参加者を特定の領域(例:金融・不動産・ヘルスケア)ごとに集まる企画や、あらかじめ有名なコンビの名前を書いたカードをゲストに引いてもらい、ネットワーキング中に「パートナー」を見つけてもらうという遊びの趣向も一案です(例:ロミオとジュリエット、ミッキーマウスとミニーマウス、ロイス・レインとクラーク・ケント、ハン・ソロとレイア姫、ジョン・レノンとポール・マッカートニーなど)。

7. ネットワーキングに集中する

イベント全体を通して、ネットワーキングを促進するという第一の目的と本来の目標に集中しましょう。スピーチやプレゼンテーションで注目を集めたくなるかもしれませんが、人脈作りを促す雰囲気を保つことが最優先であることを忘れないでください。

8. 効率的なクロージング

交流会を終了する際は、参加者の紹介とくじ引きの賞品贈呈に10分程度を割り当てましょう。参加者一人ひとりに軽く声を掛け、参加への謝辞を伝え、このイベントがネットワーキングのためのものであることをあらためて伝えます。イベントは時間通りに開始し、時間通りに終了することをお忘れなく。

ビジネス交流会が成功するかどうかは、専門家たちがしっかりと参加し、お互いの見識を共有し、貴重な人脈を築くことができる環境を醸成できるかどうかにかかっています。ここに挙げてきたヒントを忠実に守ることで、あなた自身のビジネスに利益をもたらし、他の参加者がネットワークを広げ、効果的に協力し合える機会を提供するイベントを確立することができます。

常にネットワーキングを中心に据え、この目的を優先することで、ビジネス交流会を成功に導くことができるということを忘れないでください。


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Tips for Hosting a Successful Business Mixer」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/tips-for-hosting-a-successful-business-mixer/
翻訳:川崎あゆみ

2023/12/04

人間の本能の一つとして、「もっと」欲しがることがあります。欲しいものは、もっと強いパワー、さらなる安らぎ、もっと親密な関係、もっと多くのお金、もっと大きな権力、もっと良い人生とさまざま。しかし、「もっと」を手に入れることは、多くの場合、心が休まらない状況に身を置くことでもあります。木になっている一番みずみずしいリンゴを手に入れるには、高い所に登って手を伸ばす必要があります。つまり、はしごから落ちるリスクを冒さないと手に入れられないのです。

このリスクを冒す旅に出ると、予測不能な状況に足を踏み入れることになります。多くの場合、身体的にも経済的にも社会的にも、特に感情的に心地悪さを感じるものです。より多くを成し遂げるための道は、快適さで舗装されていることはまずありません。「気まずい」「自分には向いていない」「得意分野ではない」など、居心地の悪さを感じながら長い時間を費やすことになります。身体的な負担、経済的な不確実性、社会的な不安、そして恐怖心と高揚した気分がやみくもにタンゴを踊り神経をすり減らすような感情のジェットコースターと格闘することになります。

「もっと」の追求には学習が必要

「もっと」を目指すには学びが必要不可欠です。子どもの頃、何かを学んだときのワクワクした気持ち、驚き、恐れは、混然一体となって混ざり合い、当時の自分に影響を与えたものですが、学ぶ機会があるたびに、その感情がよみがえって、今の私たちを子どもの頃に戻ったような気持ちにさせてくれます。学ぶことの主題は、変革をもたらすことではありません。スタート地点と、そこからどこまで到達しようとしているのかということが大切です。学びは絶対的なものではなく、相対的で奥深く、個人的なものです。例えば、下半身不随の人が歩くことの複雑さを再発見する旅は、10代の若者が車の運転を学ぶのと同じくらい多くの努力が必要なことですし、ダウンヒルスキーヤーがスノーボードを学び、ハーフパイプを制覇するために悪戦苦闘する精神と、自分の店を経営するために起業家として一歩踏み出すネイリストのチャレンジ精神は一致します。ある人にとっては日常的で普通なことであっても、別の人にとっては並外れた成功となるのです。

逆境-成長するのための活力

学びにおいては、誰もが逆境からのスタートです。十分にお金を稼げない、仕事が嫌い、知識が足りない、山を登ることができないなど。でも、逆境は私たちを成長させてくれるものです。それは時には不満という形で、あるいは自己成長していることの自然な表れとして私たちの意識に忍び寄ったり、はたまた事故や大病という形で私たちに強いられる可能性もあります。それがどのような形で現れるにせよ、私たちは逆境から大成功へ、悪戦苦闘から勝利へと飛躍することを強く望んでいます。この道を行く中で、私たちは新たな考えに出会い、新しいスキルを磨き、進化する信念を受け入れ、新たな態度を身につけます。逆境に立ち向かい、成功に向かって背伸びをする。 それによって私たちは成長するのです。

成長するためには、そこに到るための痛みと、望む結末を天秤にかけなければなりません。  ノーリスク・ノーゲイン(虎穴に入らずんば虎子を得ず)。 快適さや気楽さを選ぶと、達成という報酬をあきらめることになります。それでも、プロのアスリートたちが教えられていること、つまり「毎日、自分が何か少し怖いと思うことをすれば」、私たちは自分の限界を超え、新たな領域へと進むことが可能になります。 自分のコンフォートゾーンを出ることで変化が起き、自分に自信を持つことができ、限界を超えることが容易になって、より大きな課題に立ち向かい取り組むことができるようになります。かつては自分の中に洪水のごとく不安を感じさせた緊張のエネルギーを運動エネルギーに変えるのです。 そうなると、私たちの成長は誰も止められなくなります。

存在の壮大なタペストリーの中においては、私たちの旅は、より多くの成長、より多くの理解、さらなる自己の習得など、「もっと 」を求める冒険です。この追求は臆病な人や楽であることを求める人のためのものではありません。あえて自己満足することなく、成長できるなら心地の悪さもいとわず、成功の頂点には不安の谷を経て到達されることを理解している人のためのものです。

願望と達成の狭間、つまり不確実性の領域の真っただ中に、リスクや回復力、報酬が果てしなくダンスをするかのように、成長という素晴らしい経験をすることができるのです。

成長のためにリスクを冒したり、逆境に立ち向かったりした経験がありますか?


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Risk Taking and Adversity」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/risk-taking-and-adversity/
翻訳:川崎あゆみ