2026/01/26

ネイビーシールズ(アメリカ海軍特殊部隊)と、成功するビジネスネットワーキングには、どんな共通点があるのでしょうか?

数年前にポーランドで開催されたBNIカンファレンスで素晴らしい話を聞く機会がありました。司会を務めていたパワル氏が、世界で最も精鋭とされる兵士たちであるネイビーシールズがどのようにして選ばれるのかについてスピーチしました。

ネイビーシールズになるためには越えなければならないプロセスがありますが、それは簡単なプロセスではありません。最後までやり遂げられる人はごく一部です。候補者は24週も続く基礎的水中破壊訓練を受け、第3週には心身ともに限界まで追い込まれるような訓練が課されます。

この訓練課程における選出担当者が言うには、どの候補者が最後まで残れるか、明確な基準はないそうです。選ばれるのは最も強い者ではなく、最もタフな者ではなく、最も早い者でもありません。体格が良いからといって成し遂げられるわけでもなく、賢いからといって成し遂げられるわけでもありません。しかし、候補者の目に、わずかな輝きを見たとき、この人はきっと成し遂げるだろうと感じられるのだそうです。訓練をやり抜く人たちに共通しているものの一つがコミットメントです。そして、トレーニングにコミットしている人間は、目が輝いているのです。

本当に感動的な話だと思います。これはビジネスにおいても同じだと思うのです。ネットワーキングやBNI®で成功する人は目が輝いています。「目の輝き」とはどういう状態でしょうか? それは多くの要素が作る表情です。輝きとは、明るく生き生きとした目の表情のことで、活力、ポジティブな感情、そして真剣な取り組みを表現するものです。目が輝くのは、その人が興奮したり、幸せになったり、決意を固めたり、動機づけられたりした時です。そのような時、その人の目は少し大きく開き、より多くの光を取り込むのかもしれません。理屈ではなく、見ればすぐにわかるものです。

私が何年も言い続けている「熱意のある人のほうが知識を持った冷めた人よりもいい」という言葉に似ていますね。

「情熱に火がついている人」がいるのです。「目の輝き」それは、彼らの心構えのあらわれです。彼らは胸を躍らせ、学びに対して常に前向きでいるからこそ目が輝くのです。このような人々こそが、最も成功に近づく人々なのです。

この考え方がネイビーシールズにも当てはまるとは初耳でした。ネイビーシールズの過酷な訓練を修了した人たちに共通していたのは、コミットメント、そして目の輝きです。同じことがビジネスネットワーキングでの成功についても言えます。ビジネスネットワーキングの成功には、コミットメント、一貫性、そして前向きで「きっとできる」という姿勢が必要なのです。成功しているネットワーカーの目を見てみてください。きっと輝いているはずですよ。

※注:この話は数年前に聞いたものであり、訓練内容は変更されている可能性があります。


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「The Spark in Their Eyes」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/the-spark-in-their-eyes/
翻訳:丹野裕道(株式会社ディアス)

2026/01/19

誰もが利益を得るために事業を営んでいます。しかし、もし利益だけが私たちの事業の原動力であるなら、私たちはそのプロセスにおける単なる金儲けのための傭兵のような存在になってしまいます。私はビジネスの専門家として、単に利益を生み出す以上の大きな使命に仕えるべきだと信じています。ビジネスは名誉あるものであり、高潔なものであり、個人の生活にもコミュニティにも変化をもたらす力があると信じています。

小規模企業は世界中の多くの経済を動かすエンジンです。小規模企業は大企業のような豊富な資源を持っているわけではありません。しかし、互いにネットワークを築けば、全体の和は部分の単なる和以上の総量になります。効果的な仕組みと戦略に基づき、よく設計された協働は、小規模企業を成功へと導くことができます。

つまるところ、成功の真の基盤は組織の文化にあります。私は、「文化は戦略を朝食として食べてしまう」と信じています。組織が成功するためには健全な戦略が必要ですが、卓越した組織にするためには優れた文化が必要です。私にとってのアプローチとは、協働の文化を中心に据えたコアバリューを創り出すことでした。

コアバリューが文化を形づくります。ビジネスにおいても人生においても、自らのコアバリューについて考えるのに遅すぎることも早すぎることもありません。これが私のコアバリューであり、1985年に私が創設した組織 BNI® の中核にもなりました:

  1. ギバーズ・ゲイン®(与える者は与えられる)
  2. 関係構築
  3. 生涯学習
  4. 伝統と革新
  5. 前向きな姿勢
  6. 責任感・責任ある行動
  7. 承認

私は、より大きな社会的意義に貢献しながら、豊かな生活を送ることは可能だと信じています。私が人生とビジネスにおいて実践してきたコアバリューがあったからこそ、ビジネスを築く中で、協働の文化を生み出すことができました。そして単にビジネスを得るための優れた方法であるだけでなく、ビジネスを行うためのさらに良い方法だと信じています。

ビジネスは、誇りある営みになり得ます。それは人々の生活を向上させ、地域社会を支え、助けることができます。そしてそれは互いにビジネスを生み出し合うだけでなく、地域社会に貢献し、他者を指導し、学びを分かち合う文化に積極的に参加し、他者との協働を通じて実行できるものなのです。

私は「世界のビジネスのやり方を変える®」ことは、可能だと信じています。そしてそれは協働や前向きで意義ある人間関係を支えるコアバリューをビジネスに取り入れることで実現できます。

あなたの組織のコアバリューについて考えたことはありますか?


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「We Can Make a Good Living While Serving a Greater Good」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/we-can-make-a-good-living-while-serving-a-greater-good/
翻訳:川崎あゆみ

2026/01/12

「良いストレス」と「悪いストレス」についてのお話しから始めましょう。職場でのストレスの中には、あなたにとってプラスに働くものもあります。良いストレスは集中力を高める助けとなり、職業上・個人的な目標の達成を後押しします。締切や納期などは、求める結果を得ようと努力することにつながるので、良いストレスの好例と言えるでしょう。良いストレスは短期的になりがちで通常は長引いたり、広がったりすることはありません。

一方、悪いストレスは長期的になりがちで不可避的です。悪いストレスは、終わりがなく堪え難いと感じられます。私自身の経験から学んだことですが、このタイプのストレスは、間違いなく、確実に、疑いようもなくあなたのビジネスと健康に深刻な影響を及ぼします。

ですから、あなたの職場ストレスに対処するための計画を立て、それを実行することが重要です。あなたが仕事でストレスを感じているのであれば、次の3つのテクニックを試してみてください。

1.炎の中で仕事をする

  これには時間がかかるかもしれません。人々は蝋燭でいうところのの中で仕事をしている(自分の仕事に情熱を感じない)か、炎の中で仕事をしている(自分の仕事に情熱を感じる)かのどちらかです。の仕事から抜け出し、炎の中での仕事へ移動できるようにベストを尽くしましょう。念のためですが、私の場合は炎の中での仕事へたどり着くのに数年を要しました。現実的な目標を設定し、その目標に向かって日々進んでいきましょう。

2.仕事に対する見極め

  仕事において変えられることは変え、変えられないことは受け入れましょう。友人から教えてもらった大好きなマントラがあります。「子どもはいるけれど、私は子どもではない」「子ども」の部分をあなたにとって適切な言葉に置き換えて、「私にはボスがいるが私のボスは私ではない」「私には同僚がいるが私の同僚は私ではない」のようにして使っても大丈夫です。あなたの仕事において変えられることを見極め、それに取り組みましょう。交通渋滞、上司、同僚などあなたがコントロールできないものについては受け入れて、手放しましょう。

3.他者を助ける

  「公衆衛生アメリカンジャーナル(American Journal of Public Health)」によると他者を助けることで、ストレスと死亡率との関連が弱まり、死亡率が下がることが示唆されています。「誰かのビジネスを成長させたらストレスが減る!」こんなこと、誰が想像したでしょう? 私はこれを、長年にわたり仕事の中で実際に見てきました。私が創業したBNIのコアバリューの一つはGivers Gain®です。「職場で気持ちよく働くには、まず人を助ける」Givers Gain®はそのよい例です。

私はこれら3つのストレス対処法を仕事の中で活用してきましたが、実際役に立つものです。


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Managing Workplace Stress」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/managing-workplace-stress/
翻訳:丹野裕道(株式会社ディアス)

2026/01/05

このブログは、グレッグ・デービス氏、ジュリアン・ルイス氏との共著『Infinite Legacy: The 7 Principles Of Creating A Lasting Impact With Your Life』の内容に基づいています。

個人や組織が残すレガシーの形は、実に多様です。レガシーを遺すなんて、自分には縁のない話だと感じたり、いま取り組むべきことではないと思えたりするかもしれません。たとえすぐにやる必要がないと感じているとしても、決して「手の届かないもの」ではありません。私や『Infinite Legacy』の共著者たちは皆、親、友人、教師、あるいはメンターから、何らかの前向きな影響を受け、そしてその学びを他の人たちへと受け渡してきました。これこそがレガシーが生み出す強力な波及効果です。そこに金銭のやり取りも、取引も、慈善団体の設立もありません。過去に、私たちが身近な誰かから受け継いできたレガシーも、
誰かを前向きに支えるという、ごくシンプルな行為にほかなりません。

レガシーは生涯にわたるプロジェクトであり、あなたの人生がレガシーの一部です。レガシーを形づくるのに緊急性を持って行動しなければ、望むような影響を残せないまま終わってしまうかもしれません。目標を定め、レガシーにつながる行動を私たちの日々の活動に加えていくのに、決して早すぎることはないと私は信じています。

できるだけ早く始める

志を立てるのに、年齢は関係ありません。今だと感じる機会に出会ったときにすぐに始めることができます。もし始めるなら、できる限り早く始めましょう。

レガシーは、人生の終わりに近づいて初めて考えるものだというイメージがあるかもしれません。日本では、よく「終活」と呼ばれていますが、人生の終わりに向けた計画をいつから始めるのかは、人それぞれの選択です。

、これは成人期を通じて日常的に意識すべきことだと私は考えています。そうすることによって計画を立て、効果的に実行する時間を確保できるからです。人生の中で、私たちに起こる出来事と、それにどう向き合うかが、私たちの人生そのものを形づくります。その選択は、私たちがどんなレガシーにつながる行動をとるのかにも影響を及ぼします。意図を持ってレガシーに向き合うことで、たとえささやかな始まりであっても、世界に残す無限のレガシーへと育てていくことができるのです。

意図を持って人生を歩む

レガシープロジェクトは、仕事や日々の生活の中で芽生えた情熱、あるいは、その中で取り入れた情熱から育っていくことが多いものです。レガシーとなり得るものは数多くあり、それらは私たち自身の成長と共に現れては消えていきます。家族や地域社会、国、あるいは世界のために、少なくとも一つのレガシーを残そうという意識を常に心に留めていれば、意図を持って人生を歩む中で、あなたにふさわしいレガシーがやがて自然と見つかるでしょう。

意図を持って生きるということは、どのように時間を過ごすのかを計画し、自ら積極的に選び取っていくことです。その逆は、次の週末や次の休暇の先の未来を真剣に考えることなく、ただなんとなく日々を過ごすことです。意図を持って生きることで、初めて自らのレガシーについて考えるという選択が生まれます。さまざまな立場や背景を持つ人たちが築いてきたレガシーから学びながら、想像力を自由に広げてみましょう。自分は何を残せるのかということに心を開いていると、いつかきっと「これに取り組まなければ」と思える時がやって来ます。

その時こそ、あなたのレガシープロジェクトが見つかった瞬間です。ある意味において、レガシーは、私たちが選ぶというよりも、私たちがレガシーに選ばれるのかもしれません。一度実行しようと決めたら、そのプロジェクトを実現するため行動していくことが私たちの責任です。

 私は、「結局のところ、言うは易く行うは難し」という表現が好きです。口にしたことを実行し、前向きな影響力のあるレガシーを築いてください。選択肢は無限にあります。そして、このブログが、あなた自身のレガシーを見つける旅の始まりとなることを願っています。

さまざまな立場や背景の人たちが残してきたレガシーについて多角的に学べるInfinite Legacyは、ペーパーバック、電子書籍、オーディオブックで入手可能です。


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「How to Choose Your Legacy Project」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/how-to-choose-your-legacy-project/
翻訳:川崎あゆみ