2026/03/23

「目的のある食事会って何?」と思われるかもしれません。それはつまり食事を伴い、明確で意味のある目的を持つミーティングのことです。ここで言う「明確な目的」とは、もちろんネットワーキングのことです。このような食事会は、戦略的で結果にフォーカスしており、投資する時間に対して高い価値をもたらします。

「目的のある食事会」とは:

  • 仕事の合間のただの休憩ではなく、関係を深めるための時間です。
  • カクテルを飲む時間ではなく、自分のビジネスについて3つの情報を伝える時間です。
  • デートのような雰囲気ではなく、同僚を潜在顧客に紹介する機会です。
  • 新しくできたレストランの批評をする時間ではなく、ネットワーキングパートナーの課題を解決するための時間です。

これらの<なく>は、それはそれで楽しいことかもしれませんが、しかし、いずれも生産的なネットワーキングにはつながりにくいです。

食事会の時間を見つける

平均的な週5営業日から考えてみましょう。主な食事は1日に3回なので、1週間で15回は目的のある食事会をする機会があります。ということは1年に780回の機会です。さて、年間780回もの食事会は、お金もたくさんかかりますし、あなたの個人的な人間関係に負担をかけてしまいます。(家を空けすぎて、家族やペットに忘れられてしまう…そんなのは嫌ですよね。) もし半分の機会を家族と過ごすことにした場合、それでも390回くらいは目的のある食事会ができるわけです。

食事の時間には、ネットワーキングの大きな可能性があるのです。実質的な量を確保することがポイントです。高級でも格式ばっている必要もあありません。ただ目的をもった食事会であることが大切です。覚えておきましょう。何よりもまず大切なのは、関係を築き、深めることです。お互いを知り、助け合い、自ら与える、それが「目的のある食事会」の意義です。

記憶に残る、有意義なつながりを得られた食事会に参加したことはありますか?


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Purposeful Meal Meetings Give Networking Opportunities」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/purposeful-meal-meetings-give-networking-opportunities/
翻訳:丹野裕道(株式会社ディアス)

2026/03/16

人前で話すことに苦手意識を持つビジネスパーソンは多くいます。経験豊富で成功している人でさえ、大勢の前に立つと固まってしまうことがあります。ビジネスを成長させるうえで、スピーチは、それほど重要ではないと思うかもしれません。けれど実は、それがネットワーキングの成果を大きく左右することがあるということに驚くかもしれません。私は以前、あるBNIメンバーにまつわる出来事で、強く印象に残っているものがあります。彼女は、毎週のネットワーキングミーティングでプレゼンテーションをしなければならないことをとても恐れており、その苦痛は、ネットワーキングの活動と成果に深刻な影響を及ぼしていたのです。そのため、彼女は、自分の仕事についてメンバーに伝える絶好の機会を逃し、そしてそのことによって、メンバーが彼女にリファーラルを提供する機会まで失われていました。

私は、次回のネットワーキンググループ向けの10分間のメインプレゼンテーションを、スピーチではなくテストを出すようなやり方にしてみてはどうかと提案しました。彼女は私のアドバイスを気に入り、プレゼンテーションの時間になると専門分野である税法について、メンバーに10個の〇×クイズを出すことから始めたのです。すると、その質問に参加者が夢中になりディスカッションのような雰囲気が作られていきました。みんなの視線が彼女だけに集中しなかったこともあり、彼女はより気楽に話すことができました。プレゼンテーションは大成功で、何より素晴らしかったのは、話が終わる頃には彼女は完全にリラックスしていたことです。

自分にとって心地よく、参加者を巻き込めるような工夫のあるやり方を見つけられれば、ネットワーキングミーティングでのプレゼンテーションに対する恐怖心の多くが和らぐはずです。説得力のあるプレゼンテーションのための5つのヒント

  1. 十分な準備をする

常に準備をしましょう。一番緊張するのは、大勢の人の前に立って、“ぶっつけ本番”でやろうとすることです。話す内容はメモにして、すぐ見ることができるように手元に置いておきましょう。準備不足と準備のしすぎの境界を意識しましょう。人によっては、準備しすぎるほどストレスになることもあります

  1. 要点を絞る

伝える内容は具体的に。一度のプレゼンテーションで、自分のビジネスのすべてを伝えようとしないでください。話す内容は、1~2つに絞りましょう。具体的にすることで、自分がよく知っているテーマについて深堀りできますし、内容に精通している分、安心して話せるからです。

  1. ビジュアルツールを活用する

ビジュアルツールは、あなたが思う以上に役立ちます。パワーポイントのスライドがあると、話の流れを保ちやすく、配布資料は聴き手に重要な情報を確実に持ち帰ってもらえます。適切な小道具を使えば、視覚的な説明で参加者の注意を引きつけやすくなります。

  1. あなたは専門家である

あなたが専門家であることを忘れないでください。あなたのビジネスについてあなた以上に詳しい人はいません。参加者からの質問に動揺しないようにしましょう。相手はただ、あなたの仕事について知りたいだけです。あまり専門的にならないようにしつつ、あなたの商品やサービスがどのように役に立つのかを説明し、理解を深めてもらいましょう。

  1. 工夫する

大人数の前で話すことが苦手なら、まずQ&Aから始めてそこから話を広げてみましょう。また、先ほどのBNIメンバーのように、自分の業界についての一文を表示して、正しいか誤りかを質問することで、聞き手が参加しやすくなり、あなたは、自分が得意とする内容について話すことができます。プレゼンテーションに「正解・不正解」はありません。あなたとあなたのビジネスにベストの方法でやってみましょう。

これらのヒントをプレゼンテーションで活用したことはありますか?


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Presenting at Networking Meetings Without Fear」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/presenting-at-networking-meetings-without-fear/
翻訳:川崎あゆみ

2026/03/09

一部のビジネスパーソンは、ネットワーキングを「ビジネスを探しているときに試すもの」と捉えていますがそれは違います。ネットワーキングは、より多くのリファーラルに結びつくビジネス関係を築くための主要な戦略です。ネットワーキングは適切に行われれば、停滞中のビジネスの救済手段ではなく常にビジネスを増やし続けることができる積極的な戦略なのです。

私は、ネットワーキングにおいて最も重要なのは、「他の人がしていないことをすること」だと考えています。(他の人がしていないことをすることであなたは)

有位な立ち位置を手にすることができます。この戦略によって、あなたは競合に大きく差をつけることができます。あなたはよい意味で目立つようになります。さらにはあなたとあなたのビジネスに周囲の人々は自然と惹かれるでしょう。そしてあなたの成功は、より強く、深く、そして持続的なものへと成長するでしょう。

「普通」を超えて行く

情報収集に時間をかけましょう。人々から率直なフィードバックを得ることでビジネスを改善することができます。これにより、あなたのビジネスの強みや弱みが明確になり、改善行動を起こすための機会を提供してくれます。

あなたにエッジを与えるためのアイデアをいくつかご紹介しましょう。

  • ホストのような姿勢でネットワーキングイベントに臨む
  • あなたの影響力や専門的立場を活かして、ネットワーク内のメンバーの課題解決を助ける
  • 自分のビジネスに対して、具体的にリファーラルをお願いする方法を学ぶ
  • あらゆる機会を活かして、ビジネスとネットワーキングをより良くする学びを得る

ビジネスネットワーキングにおいて、多くの人がやっていないけれど、あなたが「普通以上」に取り組んでいることは何ですか?


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「How to Stand Out in the Networking World」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/how-to-stand-out-in-the-networking-world/
翻訳:丹野裕道(株式会社ディアス)

2026/03/02

一見、常識に反するように思えるかもしれませんが、ここで一つお伝えしたいことがあります。
実は、ネットワーキングは、やりすぎになることがあるのです。

えっ???世界最大のネットワーキング組織BNI®の創立者が、ネットワーキングをやりすぎていると指摘する、というのは意外に感じられるかもしれません。

はい、その通りなんです。

今、あなたは「そんなことがあり得るのだろうか」と感じているかもしれません。
では、少しお話をさせてください。

何年も前のことですが、私がアメリカ中西部を旅していたとき、ネットワーキングの女王と呼ばれる女性について人々が話題にしているのを耳にしました。彼女はネットワーキングを極めた人として知られていました。彼女は何百、あるいは何千もの人脈を持ち、あらゆる職業や地位の人々からなる、非常に広いネットワークを築いていました。彼女は地域社会で、誰かが何かを必要としたとき、真っ先に名前が上がる存在としてよく知られていました。実際に彼女を見た人たちは、彼女があらゆるネットワーキングイベントに姿を見せ、その場のすべての人と必ず話をしていたと言っていました。

ある晩、彼女と私が同じイベントに居合わせたことは、特に驚くようなことではありませんでした。彼女は、私に話があると、脇へと呼びました。彼女は不安そうで動揺しており、私はなぜネットワーキングの女王がそんなに動揺しているのか不思議に思いました。そして彼女は予想もしなかったことを打ち明けてくれました。彼女は、「アイバン、みんなが私のことをずっとネットワーキングの女王と呼んでいるのは知っています。でも、ビジネスは全く増えていないんです!」と話したのでした。彼女は、自分のネットワーキングの努力が、成果に結びついていないと言いました。彼女は、参加したすべてのグループのこと、出会ったすべての人々のことなど、どれだけ良い人脈を築いてきたかについて話し続けたのですが、それだけの努力を重ねても、確かなビジネスに結びついていないと訴えたのです。

私は驚いて、彼女が毎週いくつのイベントに参加しているのか尋ねました。彼女は「週に5〜10回です」と答えました。それを聞いて、私は本当に驚きました!それが彼女の問題だったのです。彼女は、あまりにも多くのことに手を広げすぎていたのです!

VCPプロセス®を考えてみてください。Visibility(認知)はCredibility(信頼)へと導き、それがProfitability(収益)につながります。彼女は人脈を作り、認知を高める明らかな才能がありました。でも、全ては関係構築に尽きるというビジネスネットワーキングの核心である、関係構築の核心にたどりつけていなかったのです。あまりにも認知を高めることに集中しすぎて、信頼を築くという重要なプロセスを見失っていました。あちこち走り回って顔を出すことに忙しすぎて、自分が築いたネットワークから、実際に“活用する”方法を学ぶ時間がなかったのです。彼女は人と有意義な関係を築き、信頼を育むことを怠っていました。信頼を築くことなしに収益は生まれないのです。

活動=成果ではない

彼女は多くのビジネスパーソンが持つのと同じ問題を抱えていました。それは、ネットワーキングの取り組みにおいて、活動していることそのものを成果だと捉えてしまうことです。これでは、横幅は1マイルあっても深さは1インチのネットワークにしかなりません。広い範囲に及ぶネットワークの中にいる一人ひとりに対し、最も重要な次の一歩を踏み出す必要があります。そのためには、ネットワークの中の一部の人たちと、相手があなたを知り、好意を持ち、信頼し、「この人に紹介したい」と思えるような関係性を築くためには、時間を注ぐことが必須なのです。

多くのプロフェッショナルは、エネルギーと強い意欲を持って、数多くのネットワーキングミーティングに参加します。結果が出ないのは、行動や努力、新しい人に会おうとする熱意が欠けているからではありません。問題は、彼らが常にあちこちに顔を出すだけで、継続的で相互的なリファーラル関係につながるような、長期的な信頼の土台を築くために時間を注いでいないことなのです。

「あなたのネットワークが1マイルの長さでも深さが1インチしかなければ、強力なネットワークにはなりません」と私は女王に伝えました。そして私は、潜在的なリファーラルパートナーとの1to1のミーティングを増やし、相互に有益な関係構築に集中することで、地域社会における信頼を築くべきだと提案しました。

この話の教訓?それは、ネットワーキングの「女王」や「王様」になろうとしないことです。

可能な限り多くの人とつながることだけに意識を向け、常に動き回り、実際にはよく知らない何百人もの人を追いかけようとすれば、ネットワーキングに疲弊してしまいます。

その代わりに、ビジネスネットワーキングの取り組みを関係構築に集中させましょう。

リファーラルの質は確実に高くなり、ネットワーク内でより深い信頼を築くことができるでしょう。


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Avoid Networking Fatigue」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/avoid-networking-fatigue/
翻訳:川崎あゆみ丹野裕道(株式会社ディアス)