2026/09/21

時間とお金の節約につながるネットワーキングの方法をお探しですか?きっと皆さん、探しているだろうと思います。

情報源の活用はビジネスネットワーキングにおいて、最も効率的でありながら十分に活用されていない戦略の一つです情報源の活用の本質は、信頼関係を活用し、自分一人で探すよりも早く、必要な人、リソース、機会にたどり着くことにあります。

ビジネスにおいて時間とお金は緊密に繋がっています。問題を解決したり、取引先を見つけたり、ビジネスの機会を特定したりするのに長い時間がかかればその分、時間的にも金銭的にもコストが増えていきます。情報源の活用は、ネットワーク内の蓄積された経験と人脈を活用することで全体の時間を短縮します。ゼロから探し始めるのではなく、他の人がすでに築いた信頼を土台にして、ビジネスを構築してくことができます。

さらに、もう一つ重要な利点があります。それは「質」です。あなたが信頼する人から、人や情報源を紹介された場合、そこにはその人からの暗黙の推薦も含まれています。必ずしも完璧であることを保証するものではありませんが、信頼でき、能力のある相手とつながる可能性は大いに高まるでしょう。このやり方を続けることで、より信頼性が高く効率的なネットワークを築くことができます。さらに、そのネットワークは、あなたが積極的に探していないときでも、あなたのために機能してくれるのです。

情報源の活用は、人との関係を強めることにもつながります。ネットワークの人たちに、継続的かつ有意義な形で協力を求め、単に取引を求めるのではなく、知見や助言を求めることで、あなたが相手の経験や見識を尊重していることが伝わります。これがより深い関わりを生み出し、お互いに助け合う行動に繋がります。人は、自分の人脈の価値を理解してくれる相手ほど、助けたいと思うものです。

あなたの情報源の活用方法を手引きする有用なヒントは次の通りです何が必要なのかをできる限り明確かつ具体的にしましょう。

  • 誰に推薦や紹介を依頼するのかを決めましょう。
  • 複数の人に声をかけ、視野を広げ、より多くの選択肢を見つけましょう。
  • 意思決定の前に、何件程度のリファーラルや提案を検討する予定か、紹介を依頼した人に伝えておきましょう。
  • 紹介する前に、相手本人へ確認を取りたい人もいることを尊重しましょう。

情報源の活用は「他者があなたに与える」という原則に基づいて作られていますので進捗連絡や最終報告までしっかりと完了することが重要です。心からの感謝を伝えるフォローアップを行い、その後どうなったかを簡潔に報告しましょう。紹介や助言をしてくれた人に、どのような判断をしたのか、またその理由を伝えましょう。このシンプルな行動が信頼を深め、プロフェッショナルとしての姿勢を示すことになります。

この習慣を続けていくと、やがて単なる戦術を超え、一つの考え方になります。あなたはネットワーキングを個々のやり取りの積み重ねとして見るのではなく、人々が互いの成功を支え合う協力の仕組みとして見るようになります。明確な目的と相手への敬意を持って取り組めば、情報源の活用は時間とお金を節約するだけでなく、その後何年にもわたって成果をもたらす、より強く生産的な関係構築となるのです。


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Use Source Seeking to Save Time and Money」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/use-source-seeking-to-save-time-and-money/
翻訳:丹野裕道(株式会社ディアス)

2026/09/14

「ネットワーキング」という言葉について考えてみましょう。あまりに使い古された結果、一部のビジネスパーソンでさえ、もはやこの言葉を定義できなくなっています。多くの人が、ネットワーキングとは、異業種交流会や仕事帰りのビジネス交流イベントに参加して、握手を交わし、名刺を何枚か交換することだと思っています。残念ながら、それがネットワーキングだと本気で信じているのです。公平を期して言うならば、社交目的のネットワーキングにいそしんでいるとも言えますね。しかし、そうした活動とビジネスネットワーキングを混同してはいけません。

BNIの創立者であり、チーフビジョナリーオフィサーとして、この38年間、ビジネスネットワーキングの定義が変化し、進化するのを見てきました。私が定義するネットワーキングとは、次のようなものです。

ネットワーキングとは、ビジネスを増やし、知識を深め、影響力を広げ、あるいはコミュニティに貢献するために、人との関係性を築き、活性化するプロセスである

着目すべきキーワードは、「関係性」

どのようなネットワーキングであれ、成功の出発点は、ビジネスを紹介し合うために関係性を築きたいと真に願うことにあります。ビジネスを与えることをせず、ただ受け取ることだけを目的としたネットワーキングをしている人は、決して成功しません。関係構築は、あなたのビジネスにおける最も重要な構成要素のひとつであるべきです。そして、それを行う最善の方法は、狩猟型ではなく、農耕型です。関係を耕す、つまり、相手が育ち、花開くように時間をかけ、力を注いでいくことです。

優れた農夫のように考えましょう。いつ農作物の手入れをし、いつ収穫すべきなのかを心得ています。収穫しすぎたり、収穫が早すぎたりすると、その後、何も残らなくなってしまいます。作物(そして、あなたのビジネス上の関係性も)を手入れし、維持し続ければ、豊かに実り、十分な成果をもたらしてくれるでしょう。

この農耕型のネットワーキングをするビジネスプロフェッショナルは、新しい人と出会う機会を求めてネットワーキングのイベントに参加します。そのようなイベントを対面での飛び込み営業のような機会にはしません。誰かと出会うことの大切さ、そしてその関係性を築くことの大切さを理解しています。単に連絡先リストに名前を一つ加えるだけの「狩猟型」の出会いをはるかに超えます。

深い関係性を築く

もう何年にもわたってお伝えしている「人脈が1マイルの幅を持っていても、深さが1インチしかなければ、強い人脈にはなりません」。ビジネス上の関係性を最大限に生かすには、相手の名前や仕事、勤め先を知っているだけでは十分ではありません。深いネットワークにいるのは、あなたが相手について詳しく知っている人たち、そして通常は、相手があなたについても詳しく知っている人たちです。相手の家族のこと、興味や趣味、人生の目標について知っておくとよいですね。強く深いネットワークは、そうやって築かれていくのです。

社会資本もまた、強い関係性を築くうえでの重要な構成要素です。社会資本とは、金融資本によく似ています。金融資本を蓄えるには、まず投資して、資産を育てる必要があります。お金を引き出す前に、銀行にお金を預けておかなければなりません。関係性、特にリファーラルを交わし合う関係性においても、同じです。助けを求める前に、他の人のビジネスをサポートし、助ける必要があるのです。

ビジネスネットワーキングにおける2つの見方

私はこれまで、ビジネスパーソンは、ネットワーキングに対する見方において、大きく2つのグループに分かれる傾向があることに気づきました。多くの人にとっては、現在のマインドセットでは、ネットワーキングは積極的なマーケティングツールではなく、受動的なビジネス戦略として捉えられています。このような態度は、場当たり的で、非効率なネットワーキングにつながり、ビジネスパーソンの時間お金を無駄にしてしまいます。時間とお金を浪費し続けていると感じたとき、そんな活動を続けたいと思わなくなるのは、当然のことと言えるでしょう。

一方で、ビジネスプロフェッショナルの中には、ネットワーキングを自分のビジネスにとって、積極的なマーケティングツールだと考える人もいます。どうしてそれがわかるのでしょうか?そうした人たちは、マーケティングプランやビジネスプランの重要な一部だと位置づけています。ネットワーキングのゴールを設定し、中にはネットワーキングのための予算項目さえも設けている人もいます。

もっとも重要なのは、それを毎日実践し、体現しているということです。潜在顧客を見逃さないように目を光らせてくれているネットワーキングのチームが自分のためにそこにいることを理解しています。「ターゲットトーク」、つまり、あなたが求める理想のクライアント像を具体的に伝えることで、ネットワーキングパートナーからは、より質の高い、適切なリファーラルを受けとることができます。

ネットワーキングに対して積極的なマインドセットと態度で、同じ価値観を持つ人たちと、互いに利益をもたらしあう強い関係性を築くことに注力すれば、ビジネスネットワーキングで成功するための道を着実に歩んでいけるでしょう。


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Successful Business Networking」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/successful-business-networking/
翻訳:川崎あゆみ

2026/09/07

難しい道の方が簡単ということはありえるでしょうか?私の答えは「それもありえる」です。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私は「TLC(トランスフォーメーショナル・リーダーシップ・カウンシル)」という団体のメンバーです。この団体は人々の生活を様々な方法で支援するトレーナー、著者、思想的指導者からなるコミュニティーです。

ある年、TLCの会議がアメリカ、コロラド州のベールという町で開かれました。5日間にわたる会議とセミナーの間、私は仲間のメンバーであるスティーブ・ダヌンツィオさんとご一緒し、非常に素晴らしい時間を過ごさせていただきました。スティーブさんとはたくさんのことを話しましたが、特に強く響いたのは人生を通じて何度も行うことになる「簡単な道を行くか難しい道を行くかについての決断」に関することでした。t

彼が説いたのは「困難な道を選ぶことは結果として人生を楽にすることが多く、簡単な道を選ぶことは人生を難しくすることが多い」ということです。

彼の意見が私のビジネスレクチャーにどのように当てはまるかを考えました。私は「座っているだけではなく、食べているだけでもなく、積極的に活動する」というフレーズを何年も使ってきました。ネットワーキングにおける努力を成功に導くには、一貫的かつ定期的なプロセスをしっかりと踏んでいく必要があります。このように言うと頷く人は大勢います。ところが、彼らの大半が実際にやることは、形だけのネットワーキングや関係構築を続けることで、自身のための力強いネットワークを作るために必要な努力を避けてしまうことが多いようです。

皮肉なことに、こういった人は往々にして「ネットワーキングなんて役に立たない」というようなことを言い始め、ビジネスの成長に苦労し続けーているのです。彼らは簡単な道を選び、その結果ビジネスは困難であり続けるということです。

その一方で本当のビジネス関係を構築し、ネットワーキングの努力をさらに深めようと一生懸命な人もたくさんいます。こういった人たちが継続的に大きな成果を上げています。始めは困難に思えたことが、後になってみれば実は簡単だったということです。

スティーブさんはこんなふうに尋ねました。「あなたは『最初は大変でも後が楽』な生き方をしていますか。それとも『最初は楽でも後が大変』な生き方をしていますか。」

これは大きな意味をもつパワフルな質問だと思います。最初は大変だったけれど、結果として人生を楽にしてくれた経験や、最初は楽だったけれど、結果として人生を難しくしてしまった経験はありますか?


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Is the Hard Path Easier?」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/is-the-hard-path-easier/
翻訳:丹野裕道(株式会社ディアス)