目標を定める

2024/12/23

目標が重要であることは、誰もが知っています。問題は、その重要性をどれだけ実際に活かせているかです。このように考えてみてください。

誰かに弓矢を渡して「射てください」と言ったとすると、その人は、まず「何に向かって?」と聞くでしょう。的がなければ、狙いを定める意味がありません。矢が上下左右のどこに飛んでいっても、結局、行き着いた場所が目的地になるだけです。それでは意味がないですね。

一方で、標的を示し、弓の射手に的に当てるよう挑戦させれば、すべてが変わります。彼らには狙うべき目標、腕前を試し、進歩を確認できることで、努力に意味が生まれます。単純な的があるだけで、狙う対象が生まれ、腕前と成長を測ることができます。

これが、目標が人の人生に与える影響です。すべてが変わります。あなたは人生を与えられ、「生きなさい」と言われ続けてきました。そのためにまず考えるべきことは「何をして生きるのか」ということです。 

誰もが異なる状況、異なるスキル、異なる形で世界に影響を与える機会を持っています。それらを通じて、自分だけの充実感を見出すことができるのです。

まずは、これらの質問から始めましょう

あなたが情熱を注ぐものは何ですか?心からやりたいことは何ですか?もっと取り組みたいことは何ですか?その理由は何ですか?あなたの「why(なぜ)」が、あなたの行動の原動力です。「why」を理解することで、個人や仕事の夢を実現するための目標を設定しやすくなります。

個人でも仕事でも、目標を立てる際にはSMARTの原則を意識しましょう。つまり、具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能(Attainable)、関連性がある(Relevant)、期限がある(Timed with a deadline)ということが大切です。 

目標には3つのレベルを設定することをお勧めします:高い目標、低い目標、中間の目標です。この戦略を私は、何年も実行しており、目標を逆算して計画を立てています。これにより、1年の目標を達成するために、3か月後、6か月後、9か月後に到達すべき具体的な目標を設定できます。

しっかりと狙わない限り的には当たらないということを忘れないでください。目標がなければ、結果を測定したり追跡したりすることはできません。短期目標と長期目標の両方を設定し、それぞれを達成するための具体的なアクションプランを立てましょう。

訳=川崎あゆみ