スタートアップビジネスにおけるネットワーキング

2023/10/16

スタートアップ企業で働くのと、実績のある企業で働くのとでは事情が全く異なります。当然ながら、スタートアップならではの様々な課題が伴います。スタートアップの創業者や従業員は、通常の企業とは異なる課題があることを意識しておく必要があります。スタートアップ企業で働く際には、より重要になってくる成功のための鍵があることも認識しておきましょう。会社のためにビジネスネットワーキングを行うことも、その鍵の一つになります。

以下の3つは、スタートアップで効果的にネットワーキングを行う方法です。

1.ネットワーキングイベントを主催する

もちろん、ビジネスネットワーキングイベントに参加する必要がありますが、同時にあなたもイベントを主催することをおすすめします。ビジネスネットワーキングイベントに参加することで、あなたの存在は、その場にいた人たちの記憶に残ります。できれば、繋がりを持った全ての人に好印象を持ってもらえるようにしましょう。

イベントを主催すると、あなたがその場で繋がった参加者だけでなく、参加できなかった人を含めて招待者全てがあなたのことを覚えてくれるでしょう。参加できなかった人たちも、あなたに対する印象は、実際に参加した人たちほど深くはないかもしれませんが、招待されたことは覚えているはずなので、いつか彼らと繋がることができた時、一緒に仕事をしやすいはずです。

2.大切なフォローアップ

ネットワーキングの成功で大きな割合を占めるのは、新たに知り合った人と会った後のフォローアップです。あなたと繋がった方々に、会うために時間を割いてもらったことへの感謝と仕事上の関係を深めて継続していきたい旨を伝えましょう。ビジネスを始めていくのであれば、このようにフォローアップすること自体がビジネスのツールになるのです。

あなたが最も優先するべきことは、ビジネスを成長させ、前向きな評判を得て、その成長を後押ししてもらえるよう業界内で新しい繋がりを築くことです。新たに知り合った人であろうと以前から繋がりのある人であろうと、あなたが常に相手のことを考えているということを伝えることで、関係性が深まり、あなたが前に進み続けるための支えになります。

3.自尊心を捨てる

私たちはプロフェッショナルとして賢明です。そしてビジネスで成功するためには自信を持つべきです。しかし、賢明であっても自信があっても、行動を起こさなくていい理由にはなりません。異業種への参入を試みているのか、それとも多くの新規事業の最新プロジェクトに関わっているのか、あなたがスタートアップに関わる理由は何であれ、過去に築いてきた評判だけでは通用しないことを覚えておくことが重要です。

新たなベンチャー企業では、自分自身のために新しい名前を広げていく必要があります。つまり、過去の実績に頼ることはできないということです。もちろん、助けになる部分もあるかもしれませんが、成功したいと思うのであれば自尊心を捨てましょう。スタートアップの一員として、自分の認知度と信頼性をあらためて築いていくのです。

これまでにスタートアップを自身で興したり、スタートアップで働いたりしたことはありますか? これから始めようとする人にどのようなアドバイスをしたいと思いますか?

訳=川崎あゆみ