ネットワーキング会議で自己紹介やビジネス紹介を簡潔にする、なんてことを考えると手に汗してしまうあなた、この記事を読んでみてください。
いろいろなネットワーキングの会議やイベントに参加すると、たとえゲストであっても、遅かれ早かれ自己紹介を求められることになります。そのような時、自己紹介用の台本を用意しておくと安心です。台本の1つには、「あなたが何をしているか」についての概要、つまり基本的な自己紹介を書いておきます。(時間に余裕がある発表の場合は、あなたの製品やサービスについてもう少し詳しく書き加えてもよいでしょう。)
台本は次のような構成にすることをお勧めします。
- あなたの名前
- あなたのビジネスまたは職業
- あなたのビジネスまたは職業に関する概要
- あなたの製品またはサービスの1つについての利点
- あなたの名前(再度)
「あなたの名前」と「ビジネスまたは職業」については簡単ですね。概要と利点は別々の項目にしてもよいのですが、これらはよくメッセージの中でごちゃごちゃになってしまいます。そのため、あなたのビジネスをあなたの製品の利点またはサービスの利点と組み合わせると非常に簡単になります。つまりお勧めしたいのは「あなたが何をしているか」と「あなたが誰か」を同時に伝えることです。例えば、
「私はファイナンシャルプランナーで、人々が将来の計画を立てるお手伝いをしています」とか「私は広告およびマーケティングコンサルタントで、広告費に関することはほとんどなんでも行っています」のような感じです。このような表現をすると「私はファイナンシャルプランニングをしています」とか「私は広告キャンペーンの計画立案をしています」といった言い方よりもずっと効果的になるでしょう。多くの場合、自己紹介は1回につき1人とか2人とかの前で行うことになりますね。一部のビジネスネットワーキング組織では、各メンバーが30秒または60秒の概略紹介をしながらグループ全体を歩き回るスタイルのミーティングが行われます。あなたがこのようなグループのメンバーだった場合は、相手に応じてプレゼンテーションの内容を変えていくことが絶対的に重要となります。
毎週顔を合わせるようなネットワーキンググループに所属している人は、多くの場合、同じ内容のプレゼンテーションを何度も繰り返し行う傾向にあります。私が見る限り、多くのウィークリー(Weakly)プレゼンテーションは「ウィーク(Weak)」、つまり弱いものになりがちです。プレゼンテーションの内容を変えずにいると、他のメンバーは、既にあなたのメッセージを何回も聞いているわけですから、あなたの番になると無意識的にあなたの声を聞かなくなってしまいます。
あなたのネットワーキング仲間は、あなたにリファーラルを提供しようとしている人たちであるということを忘れないでください。メンバーはあなたのビジネスとあなた自身について知る必要があります。見込み客があなたの製品やサービスを利用することで得られるであろう利点、例えばあなたとあなたのビジネスがどのように状況を好転させ問題を解決するのに役立つのか、に注目するとよいでしょう。
重要なのは、あなたがどんなリファーラルを求めているかについて、ビジネスネットワーキンググループのメンバーを教育するということなのです。一番良い戦略は、まず概要を伝え、その後プレゼンテーションの残り部分をあなたのビジネスの1つの領域に絞って伝えることです。
これらのテクニックを使って準備することで、もっと自信を持って自己紹介に臨むことができますし、ネットワーキングの結果もよりよいものになるでしょう。次のミーティングやイベントではこんな感じで自己紹介を試してみてくださいね。是非その結果について聞かせてください。コメントをお待ちしています。
訳=丹野裕道(株式会社ディアス)