ネットワーキングで陥りがちな5つの過ち

2026/10/12

私は、何十年にもわたって、世界中でビジネスにおける人間関係を研究してきました。そこで気づいたことは、ネットワーキングがうまくいかないのは、多くの場合、努力が足りないからではなく、基本を見落としているからだということです。ただし安心してください。こうしたことの多くは、日頃のちょっとした行動を見直すことで、成果が劇的に向上することがあります。

ここでは、ネットワーキングで陥りがちな5つの過ちと、その改善方法をご紹介します。

1.時間を軽く考えている

ミーティングや1to1、その他ネットワーキングイベントに遅刻すると、意図しているかどうかにかかわらず、相手に、あるメッセージを送ることになります。それは、「私の時間は、あなたの時間よりも大切です」というメッセージです。ネットワーキングにおいては、相手にどのように受け取られるかが重要です。約束の時間よりも常に早く到着することは、自分が信頼できる人であること、相手に敬意を持っていることを表しますし、どちらも信頼を築くために欠かせない要素です。リファーラルを受け取りたいのであれば、まずは、相手の時間を大切にしていることを示すことから始めましょう。

2.信頼は、第一印象から始まることを忘れている

あなたが話し始める前に、相手はあなたに対する印象を形づくっています。あなたの外見や態度を通して、細やかな配慮ができるプロフェッショナルとして信頼できるかどうかを見ています。大切なのは、派手に見せることではなく、意識して適切な服装や振る舞いをすることです。準備をしたうえで、身だしなみを整え、相手に対して真摯に向き合うことで、安心してリファーラルを交わし合える関係の土台となる信頼を強化していけます。

3.関係性よりも取引を重視している

ネットワーキングに対する大きな誤解のひとつは、すぐにビジネスをしようとすることです。しかし、それはネットワーキングの本質ではありません。ネットワーキングとは、時間をかけて関係を築く中で、ビジネスの機会を生み出していくことです。会話のたびに、自分の仕事の話ばかりしているとしたら、ネットワーキングの重要なことを見失っています。時間をかけて、相手のことを理解しましょう。その人がどんな課題を抱え、どんな目標を持ち、何を大切にしているのか。長く続くビジネス関係は、そのようにして生まれることがわかっています。。

4.自分のことを最優先にしている

ビジネスネットワーキングは、Givers Gain®の理念に基づいて行うことで最も効果を発揮します。もしあなたが一番重視するものが「自分は、何を得られるのか」であれば、あなたの成功は限られたものになるでしょう。最も成果を上げているネットワーカーは、違う問いを投げかけます。「どうしたらあなたのお役に立てますか?」。積極的に他の人をサポートすると、リファーラルやビジネスの機会は自然にあとからついてきます。Givers Gain®は、単なる理念ではなく、長期にわたって持続するビジネス上の関係を築くための、実証されたアプローチなのです。

5.心をこめたフォローアップを怠っている

ネットワーキングは、ミーティングが終われば、終わるというものではありません。むしろ、多くの場合、そこから始まります。適切なタイミングで、心をこめたフォローアップをすることで、関係はさらに深まり、相手が何かあったときに、あなたを思い出してもらいやすくなります。難しく考える必要はありません、短いメッセージを送る、役に立つ情報をシェアする、簡単なお礼のメッセージを送る。それだけでも、相手の記憶に長く残ります。フォローアップを続けることで、単なる知り合いだった人から、やがてあなたを周囲に推薦してくれる人へと変わっていきます

私の経験からお伝えすると、ネットワーキングで成功するため重要なことは、何百ものことを手を替え品を替え行うのではなく、ポイントを抑えた数個のことを繰り返しながら秀でていくことです。相手への敬意、信頼、関係性、貢献、そして最後までやり切ることで、あなたは人から「知っている、好感を持てる、信頼できる」と思われる存在になります。そのとき初めて、ネットワーキングが持つ本当の力が発揮されます。

皆さんにも、ここで挙げたような経験はありますか?


この記事は、Dr.アイヴァン・マイズナーによる「Five Ways You May Be Networking Wrong」を翻訳したものです。
原文:https://ivanmisner.com/five-ways-you-may-be-networking-wrong/
翻訳:川崎あゆみ